
昨日気付いた事がいっぱいあった。本を読んだ。それは、遺伝子の本だ。
今となっては推測でしかないが、もしかしたら、絵の話だとはわざといわなかったのかもしれない。しかし、私はこの本を長らく読んでいなかった。
なぜなら、この本には、いろんなモノが付帯していた。
それは、一生かけてもこの本は、とることができない類いのものだ。
かわいそうに。ただ、怖かったのかもしれない。そして、気付いたところで、残念だが、どうしようもできない類いの事だ。そして、走って逃げた時には、背を向けて見えなかった事が、今更になってわかるというこの怖さ、つらさ、それらはしかしながら本の財産となる。
なんだか英語の訳文みたいだ。
今日気付いたことだっていっぱいあった。
エキセントリックだっていい。不満そうな顔をしてたっていい。
外見がださくたっていい。誰かがいう。
多くの事を求めすぎて、
そんな事してる間に、息が詰まる。
たいてい人はそんなかんじで、大事なもんを失うんだろう。
今気付いたって遅いが、だいじなもんだった。
それは、気付いたら終わっている夕日のように。しかし、明日はこない。
そして、280万年前、ネアンデルタール人は、絵をかかなかった為に滅んだ。絵を描かなかっただけだ。新人類との違いは。少なくとも、そうとされている。ホモサピエンスは、絵の描かない種族を滅ぼした。
ただ、それだけだ。
そして私達はその末裔なのだ。
そして、私は、ホモサピエンスらしく絵を描いてく。
そして嘘をついていく。
誰もが寝ているこの時にそれは、きれいな色にかわってく。
でも誰かがいった。
すごく暗い。
暗くて明るい絵。
でもだいたいはそんな感じで、気付いたら、
夕日がまたでてるもんだ。
世界が謎に満ちているのではなく、
ただ、見ようとしなかっただけのことだ。